「セーラームーンEternal」前編、三石琴乃と福圓美里がちびうさのキスシーン議論
武内直子原作によるアニメ「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』前編」の公開を記念したトークショーが、本日1月9日にTwitterとYouTubeで生配信された。この記事ではトークショーの模様をレポートする。
新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、予定されていた舞台挨拶の代わりに開催されることになったこのトークショーにはスーパーセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃、スーパーセーラーちびムーン/ちびうさ役の福圓美里が参加。三石は同作について「前編はちびうさちゃんとエリオスの恋物語にフォーカスが当てられているんですが、ちびうさがもうかわいくて! あの生意気だったちびうさが、子供だったちびうさが!(笑)」と率直な感想を述べる。福圓も「乙女としか言いようがないような、本当に今まで見せてないような顔をするんですよね」と微笑んだ。
MCにお気に入りポイントを聞かれた福圓は「異常なくらい名場面しかないんですが……」と言いながらも、「ちびうさとエリオスのキスシーンを観ていただきたいです」と回答。この発言がきっかけで、口が重なった瞬間にエリオスはペガサスの姿のままだったか、それとも直前で人間形態になったのかで2人は盛り上がる。人間形態になっている派の福圓に対し、三石は「お馬さんでチューしてるよ!」と譲らず。最後には「今さんに確かめようね」と、監督の意見を聞くという結論で落ち着いた。
トークショーには途中から今千秋監督と、武内の担当編集者で同作のシニアプロデューサーも務める小佐野文雄が登場。小佐野は武内の反応について、「アフレコに来てくださったんですが、映像を観てとにかく『綺麗だ』『美しい』『これはみんなに見てほしい!』と言っていました。それからずっと、絵の輝きについて監督とお話しされていましたね」と話す。また小佐野は武内が、キャラクターデザインに「美少女戦士セーラームーン」「美少女戦士セーラームーンR」「劇場版美少女戦士セーラームーンR」などを手がけた只野和子が復帰していることをとても喜んでいたことを明かした。
視聴者からの質問に答えるコーナーでは、「時が経って印象が変わったキャラクターは?」というお題が。今監督は「小佐野さんには言いにくいんですけど、マーキュリーのよさが昔はわからなくて。ショートカットより髪の長いムーンとか、かわいらしいちびうさが好きだったんです。でも大人になって、マーキュリーのよさがすごくわかりました。しかも最初、コスチュームがノースリーブなんですよ。萌えますね(笑)」と話した。
最後に福圓は「本当にスタッフの皆さんが『セーラームーン』を愛していて、待ってくださっていた皆さんも『セーラームーン』が大好きで、なんて幸せな作品にキャスティングしていただけたんだろうと感じています」と挨拶。三石は「映画の中のセーラー戦士たち、そして敵キャラクターは目を輝かせて、前を向いて元気に活躍しています。その姿を、お時間と環境が許せば観に来ていただければと思います」と呼びかけ、トークショーは幕を閉じた。
「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』」
前編:2021年1月8日(金)公開
後編:2021年2月11日(木・祝)公開
スタッフ
原作・総監修:武内直子
監督:今千秋
脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:只野和子
音楽:高梨康治
アニメーション制作:東映アニメーション、スタジオディーン
配給:東映
キャスト
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、野島健児、皆川純子、大原さやか、前田愛、藤井ゆきよ、広橋涼、村田太志、中川翔子、松岡禎丞、渡辺直美、菜々緒
(c)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」製作委員会